ささやかなおしゃれかと思いきや、意外と印象を左右する「軒天」。
よくよく考えたら、家って“見下ろす”より“見上げる”機会のほうがはるかに多いですもんね…!
必然と視界に入る頻度も高いわけなんですが、実はこの軒天ってヤツは曲者でして。
色選びを間違えて施工後にガッカリする人多し!
後でやむなく変更する人も少なくないのだとか…(;゚Д゚)
建築中の我が家にもとうとう軒天が搭載されましたので、今日はプロに教えてもらった間違えない軒天色の選び方のお話をしようかと思います!
実際に軒天が貼られた現場で検証もしてみたので、軒天検討中の方はぜひ参考にどうぞっ。
目次
住友林業の軒天は全3種類
我が家の契約したハウスメーカー「住友林業」さんで選べる軒天は全3種類。
機能に差はほとんどありませんが、それぞれ雰囲気がガラリと違います。
1. 吹付けっぽい「エンボス軒天上ボード」
まずは吹付けのような雰囲気が特徴の「エンボス軒天ボード」。賃貸などでもよく使われている部材ですね!
写真では近いのでデコボコした質感が目立ちますが、遠目に見るとマットな印象。壁と同じ色をチョイスすると、ほぼ一体化してくれます。
雰囲気は全体的にパッと明るくなりますが、コレといったおしゃれさがないのが残念。シンプル&すっきりお家を見せたい方におすすめです。
2. なぐり調系の「木目調エンボスモール」
お次は陰影が見事な「木目調エンボスモール」。
うおお~!これぞ注文住宅感ありますよね。高級感があり、近くで見るとインパクト大!やや渋めなので和モダンなお宅に合いそうです。
ひとつ言うならば、遠目から見るとややシート貼りっぽく見えるのが欠点でしょうか。1階や玄関の軒など、近くで見る場所に設置するのがよさそうです。
3. リアルな「リブ木目調軒天」
最後は細い板を並べたようなビジュアルの「リブ木目調軒天」。
リアルさでいえば、個人的にはこれがピカイチ!近くで見ても遠くで見ても、安定の木質感を誇ります。
ナチュラルな風合いなので、洋風の家にも合わせやすいのも魅力ポイント。ただ木質感すごいので、好きじゃない人にはクドく感じるかもしれません。
我が家はリブ木目調軒天をセレクト
木質感LOVEなすずこもりは、即決で「リブ木目調軒天」に決定!
カラーは玄関扉の色(クリエダーク)に合わせてウッドアンティーク(一番濃い色)にしようと思ったんですが…
ここで建築士さんからまさかのストップ
ん?( :`・ω・´)ンンン!?
施工するとワントーン暗くなる!?
そう、住友林業で3Dを見慣れている皆さんはご存知かもしれませんが、
「天井は影の効果で暗く感じる」
っていう特殊効果があるんですよ!壁紙のときは気にしてたけど、軒天では考えてなかったーーーー(;゚Д゚)!!
そりゃ軒天も天井ですから、当然っちゃ当然ですよね…。
じゃあ、ワントーン暗くなるっってことは――
ですよね!
というわけで、「ウッドアンティーク→ウッドナチュラル」に変更。
色味はチーク材に近いでしょうか。ウォルナット系なドアより明るい色合いをセレクトしてみました!
少し明るめにしてみた結果…
とまあ即決したはいいものの、正直なところ玄関ドアとのあまりの色の違いに内心ドキドキ(;゚Д゚)
引き渡しまで待ちきれず、軒天が施工されたタイミングで色チェックに行ってきました!
チーク→ウォルナット並みの超変化!
するとどうでしょう。あんなに明るかったウッドナチュラルが、
ほぼウッドアンティークに変化してるじゃないですかーー(;゚Д゚)
【before(ウッドナチュラル)】
【after】
写真で見比べても差は歴然。
チーク系が完全にウォルナット系になるなんて、この衝撃をどうすれば…?ちなみに玄関ドアの色はどうかというと、
こちらはクリエダークでイメージ通り。軒天との相性もぴったりでした!
ドアは色がほぼ変わらないのに、設置する場所が違うだけでこの変化…。
天井効果、侮りがたし…!!
軒天の色はワントーン明るくが鉄則!
というわけで、建築士さんのアドバイスを参考にした「ワントーン明るく作戦」は大成功でした!
いや~、やっぱりプロのアドバイスは違いますね!
すずこもりは即決で色を決めてしまいましたが、サンプルがショールームにある場合は「サンプルを持ち上げて見上げてみる」のもおすすめです。光が当たらないだけで、だいぶ施工後の色合いに近づくはず!
おうちの完成はまだ先ですが、少なくとも軒天は大満足!軒天選びの際は、ぜひ「ワントーン明るく」を念頭に検討してみてくださいね。
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