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お家づくりも終盤になると、いよいよ名前がでてくる幅木(巾木)。
すごーく些細な箇所ですが、
どの部屋にもある部分なだけに、選ぶのが大変な場所でもあります。
/実際に、大変だった…!←\
全部屋に選ばなきゃいけないので多いこと多いこと!
と、いうわけで。今回はそんな地味だけど視覚効果抜群な
「巾木(幅木)の選び方」
についてお話しようと思います。
目次
そもそも巾木(幅木)ってなに?
巾木(はばき)とは、俗にいう壁と床の間にある板のこと。
木調のタイプが多く、ハウスメーカーさんによっては床材並みのカラーバリエーションが揃っています。
存在の意味合いとしては、構造上必要な壁と床の隙間を隠したり破損しやすい下壁を守る役割。
確かに、掃除機やらクイックルワイパーやらでガッツンガッツン(物理)しやすい場所ですからね!
見た目が部屋のアクセントになるだけじゃなく、丈夫で長持ちする家にするために必要な部分です。
巾木(幅木)の色の選び方と視覚効果
そんな縁の下の力持ちな巾木(幅木)ですが、
意味合い的に壁と床がある場所にはもれなくついてくるので、家中のすべてを合わせるとかなりの量になります。
イコール、視覚効果も大きい!
ので、ハウスメーカーさんも勝手に自分たちで決めずに意見を仰いでくれます。
一般的に提案してくれるのは下記の感じです。
1. 床色と合わせる
巾木を床色と合わせることで一体感を出す案です。
壁紙の色を気にせず、どの部屋にも使えるのが最大のメリット!
木調を使えば木質感アップも見込めます。
【視覚効果】
・木質感アップ。自然木ならよりナチュラルな印象。
・縁取りしたかのようなクッキリ感。
2. 壁色と合わせる
巾木を壁紙と合わせることで、視覚的にうるさくなくすっきりモダンな印象になります。
ズボンと靴を同じ色にして足長効果~♪と同じ感じですね(わかりにくい)
現在人気の手法ですが、アクセントクロスを使っていると取り入れにくいのが難点。
ホワイトorブラウン壁紙メインの方におすすめです。
【視覚効果】
・すっきりスタイリッシュな印象。
・天井高が高く見える。
3. テーマカラーにする
床とも壁紙とも違う色をあえて選ぶ手法です。
といっても全く関係のない色にするわけではなく、
ドアや家具、ブラインドなどの色と合わせるのが一般的。
一歩間違うと(模様替えすると)部屋全体に違和感のでる諸刃の刃。
【視覚効果】
・部屋全体が引き締まる印象。
・部屋の雰囲気(テーマ)を強化できる。
要注意!巾木(幅木)の色別お手入れデメリット
こんな感じに、選び方でそれぞれメリットデメリットがある巾木。
これは実際に建ててみて気が付いたことですが、
実はお手入れにも差があります。
色によって、汚れの目立ち方が結構違う…!?
それぞれ埃をためた状態(さぼっていたともいう・・・)で比較してみました。
1. ホワイト系の巾木
まずは最も汚れが目立ちそうなホワイト系。
ホコリは1~2日程度なら薄くて見えないけれど、数日たって黒ずむくらい積もるとやや気になります。
白いのでホコリを落としても、水拭きしないといまいち黒ずみが残ります。
【お手入れデメリット】
黒ずみ ★★★(目立つ)
ホコリ ★★☆(やや目立つ)
手間 ★★☆(週1~2で水拭き必須)
2. ウォルナット系の巾木
お次は濃い色代表ウォルナット。
これはもう、本当にホコリが目立ちます。
こまめな掃除が必要ですが、ホコリを取るだけで結構きれいになるので水拭きは必要なさそう。
【お手入れデメリット】
黒ずみ ★☆☆(目立たない)
ホコリ ★★★(目立つ)
手間 ★★★(毎日ホコリ取りが必要)
3. オーク系の巾木
中間色であるオーク系は、黒ずみに強くはないもののホコリ目立ちはウォルナットより控えめ。
遠目に見るとわからない上に、はたきで軽くはたくだけで簡単にきれいになります。
(掃除前と後で比較してもあんまりわかんない)
きれいを保つなら、1週間に1度くらいの掃除ペースでよさそう。
【お手入れデメリット】
黒ずみ ★★☆(やや目立つ)
ホコリ ★☆☆(あまり目立たない)
手間 ★☆☆(週1程度の乾拭きでOK)
ホワイト系、ウォルナット系は一長一短。
掃除のラクさで言えば、中間色であるオークが一番かなと思います。
部屋の雰囲気を重視するか、お手入れを重視するかは迷いどころですね。
収納の中の巾木(幅木)ってどうなる?
全部屋にもれなくついている巾木ですが、実は床に面した収納部分には似て非なるものが存在しています。
・一般的には雑巾摺になる
それがこちらの「雑巾摺(ぞうきんずり)」と呼ばれるアイテム。
巾木より高さが短く、主に和室などで使われていたものなのだそう。
存在感薄いし、できれば全室これにしちゃいたいくらいなんですが、
残念ながら床と壁のすき間を隠すのには向いていません。しょんぼり。
そんな雑巾摺ですが、実は深刻な問題もありまして。
なんとこちら、
/仕様書に色が明記されてない場合が!!\
あらかじめカラーバリエーションが用意されていることもほぼありません…。
・屋根裏や書庫を部屋として使う人は要注意!
屋根裏や書庫など、間取りで収納とされているものは、この雑巾摺になっている可能性大!
白やオーク系の色を使われていることが多いそうですが、気になる方は早めに「巾木」に変更して色を指定しておいたほうが無難です。
巾木の色選びは満足度直結!
巾木の選び方、参考になったでしょうか?
改めて巾木部分に注目して家をみてみると、その存在感におどろきますよね。
(リビングの幅木がオーク系だったら、結構イメージか変わるかも)
たかだか巾木とあなどることなかれ。建てた後の満足度が大いに変わる可能性ありですよ!