新築を作るとき、夫婦の意見が対立しませんでしたか?
我が家はがっつり対立しました!
仲が良くとも、好みは別。たとえば暮らし方にかかわる「間取り」だったり。
もっと細かいところでいえば「窓の数や位置」だったり。
注文住宅って自分たちで決めるところが多いから、意見が対立する要素も多い気がします。
例にもれず、我が家も打ち合わせをしている時期に夫婦喧嘩に発展しました。
それも一時、口もききたくなくなるくらいの大喧嘩!
今回は、そんな私たちの“落としどころ”のお話をしようと思います。
目次
夫婦の意見は正反対!
私たちが喧嘩になった要因は、「部屋全体の雰囲気」。
床や壁の色やインテリアなど、家全体のテイストを決める段階で喧嘩になりました。
「家ではホッと落ち着きたい」
という夫は、ウォールナットやマホガニーなどを使った落ち着いた空間が好み。
「朝起きたとき、明るい部屋で1日をはじめたい」
対して妻は、栗材(オーク系統)をベースにした明るい空間が好き。
oh…見事に正反対です(;゚Д゚)
外に働きにでる夫は、家は「帰ってくつろぐ場所」。家事や仕事をする機会が多い私は家は「活動する場所」。と、それぞれ生活スタイルが違うから求めていることが違ったんですよね。
結果、夫婦喧嘩が勃発
話がでた打ち合わせ中はなんとな~く流してたんですが、家に帰っても私は『落ち着いた空間』という言葉にモヤモヤ。
目標がずれているのがなんとなく気持ち悪くて、口に出した結果、喧嘩になってしまいました。
「暗い色ばっかりなんて重い!!」
という私に、
「明るい色なんて安っぽい!」
という夫。
改めてみるとどっちもどっちなんですが、
「明るい色の家具を買うなら、どうせ安くしか見えないから安いのを買え」
といわれたときに、ついにキレて別室にこもりました。…そんなに明るい家具は悪いかと。
安くしか見えないから安いのを買えだなんて、完全に価値観の押し付けです。
妥協していないのは私
そのままその日は口を利かず頭を冷やしてたんですが、よく考えたら、価値観を押し付けているのは私も同じなんですよね。
しかも、「安いのを買え」と家具を明るい色にするのは妥協している夫に対して、私はなにも妥協してない。
夫のいう「落ち着いた空間」のいいところはわかっているんです。
ただ私の理想とする「おしゃれな家」と違いすぎて、私の意見を尊重してくれることが多い夫が譲ってくれなくて、意固地になってた自分に気が付きました。
そこからは、「夫を説得しよう」じゃなく、「中間にもっていこう」という考え方に方向転換です!
そうだ、合体させよう
そうして思いついたのが、テイストの「合体」。
「和モダン」や「フレンチシック」など、複合インテリアが流行している昨今。
インターネットでおしゃれなおうちを見ているうちに、「私たちの好みも合体できるのでは…?」と思ったのがきっかけでした。
そんなわけでまず取り組んだのは、お互いの「譲れない部分」の調査!
夫は、
「家具は色の濃いものを」
「寝室は寝るだけだから落ち着いた空間に」
私は、
「統一感をだしたいので、床色はオール栗がいい」
「リビングだけは明るくしたい」
と、ここだけは死守するとして話し合いが始まりました。
画像検索が大活躍!
ここで大活躍したのは、なんといってもスマホさん。「床 オーク インテリア」や「家具 ウォルナット」で画像検索しながら、
「これはいいね」
「これは好みじゃない」
と好みのすり合わせをしました。
すると好きな色は見事に正反対だったんですが、質感は好みが似通っているのに気が付きました。
ふたりとも「木のぬくもり」と「無機質な金属」を合わせるのは好きだったんです!
我が家の“落としどころ”
結果、明るい木調に暗い木調やアイアン・シルバーを混ぜる「ナチュラルモダン」なら、ふたりの好みを叶えられるということで落ち着きました。
落としどころではありますが、今では自分ひとりで考えるよりずっとおしゃれでいい感じになったなと思います。
なにより、住んでいてだれもモヤモヤせずにすむのが一番いい!
意見を流したり諦めたりしたら得られなかったものなので、夫婦喧嘩も必要なことだったのかもしれません。
今回のまとめ
・生活スタイルが違うなら意見も割れる
・冷静になると自分の悪いところも見えてくる
・説得するより落としどころを探してみよう
・喧嘩してでも意見を言い合うのは大切
喧嘩をしてしまったときは、ぜひ諦めるのでも説得するのでもなく、お互いの妥協点を探してみてはいかがでしょうか?
きっと一人で考えたよりも、住みやすい、いいおうちになるはずですよ!