毎日必ず使うキッチンは、妥協したくない部分筆頭。
どうせ選ぶなら機能が充実したのがいいし、ついでに言うと掃除はラクしたい。
さらにはデザインもカッコいい又はかわいい感じのやつがいい…!(欲張り)
というわけで、今回はキッチンを「機能性」「お手入れ」「デザイン」3要素で徹底比較してみました。
前書いたお風呂の徹底比較記事の、キッチンバージョンな感じですね!
前回同様メーカーのお姉さんに聞いた情報もあるので、キッチン選びの参考にどうぞー!
目次
1. リクシル
まずは万能さでは右に出るもの無しな「リクシル」さん。水回りから外構まで、幅広くやっているメーカーさんです。
キッチンもやはりソツがなく、中身がパッと取り出せるギミック引き出しに、つなぎ目なめらかなシンク。スタイリッシュな換気扇などなど、最新キッチンでイメージする機能はだいたい揃います。
標準でシンクがめっちゃ広い…!
と、なんでも揃っているリクシルさんですが、なかでも特徴的なのが、
標準で広々としているシンク(他社比較10~15cm増)
食洗器をつけない場合や、洗い物が多いご家庭は重宝すること間違いなしの超ビッグシンクです。
材質はステンレスか人工大理石か選べますが、メーカーのお姉さん曰く、音を気にするなら断然ステンレスがおすすめだそう。
正直「そこまで変わらんでしょ~」と思ってたんですが、実際に叩いて比べるとその差にびっくり…!( ゚Д゚)
結構音が違うので、トップは大理石でもシンクはぜひともステンレスを検討したほうがいいかもしれません。
ちなみに高いオプションですが、ペニンシュラやアイランド用の全面ガラスパネル(提案)や、
CMでおなじみのセラミックトップ、
などはリクシルだけなので、こちらを採用したい方ももれなくリクシルです。
お手入れやデザインは普通
そんな万能リクシルさんのデメリットは、機能以外で他メーカーより特出しているところが少ないところ。
レンジフードは表面のコーティングのみ。シンクのコーティングはオプション。扉のカラーも種類はあるものの、塗装は一般的とすこし残念さが残ります。
引き出しも機能的で便利なもののその分掃除箇所が増えるので、メリットととらえるかどうかが境目になりそうですね。
レンジフードもオプションで掃除がラクになりますが、その分お値段は格段にアップ…。ううん、悩ましい…。
・お手入れ△
・デザイン〇
・機能◎
2. クリナップ
お次は栗のキャラクターが印象的な「クリナップ」さん。ステンレスキッチンの一大メーカーさんですね。
シンクはオールステンレスのみで、セラミック系のコーティングが施された状態が標準!シンク自体も水の流れが計算されていて、ゴミが自然と排水溝に集まるよう設計されています。
引き出しの中までステンレス!
そんなステンレス盛り盛りなクリナップさん、実はメーカーの中で唯一
キャビネット内部もステンレス
を採用していたりします。
一般的なシート張りの板じゃないので、汚れや匂いが染みつく心配なし!
引き出しの底板もステンレスなので、油のボトルを直置きしてもサッと拭けば元通りという素晴らしい仕様です。
正直「コストがヤバいんじゃ…」と思わなくもないですが、ここは素直に喜んでおきましょう。標準ヤッホー!
ステンレス好きじゃないと微妙
とまあステンレスにおいては右に出るものはいないクリナップさんですが、あえて欠点を上げるとしたらやっぱり
ステンレス以外の要素が弱い
ところでしょうか。
ステンレスに突出してますからね。シンクはステンレス一択ですし「人工大理石が好き!」という方には言わずもがな向いていません。
ステンレスは「サビにくい」「臭いが付きにくい」「熱に強い」とメリットが多く業務用ではよく使われる素材ですが、
同時に「傷がつきやすい」ので、長期的な見た目重視だとイマイチかなと思います。
・お手入れ〇
・デザイン〇(ステンレス好きならば)
・機能◎
3. 永大産業
どんどんいきましょう!お次の永大産業さんは、「キッチンをインテリアとして考える」という意識をもったデザイン重視のメーカーさんです。
そのため、木目扉の美しさはメーカー随一。住友林業さんの「木」の雰囲気によくマッチします。
オプションで天然木が扉にできる!
推奨で使えるメラミン・シートの扉も美しいんですが、やはりこちらのメーカーを選ぶならおすすめは
天然木の扉!!
オプションにはなりますが、他メーカーにはない木のぬくもりや、風合いの変化が楽しめます。
「木質好き」としては、すごーく惹かれるオプション…!ちなみにクリアーコートでコーティングされているので、お手入れも神経質にならなくてよさそうです。
こちら↑もオプションですが「木目ワークトップ」もメーカーで唯一選べます。
材質はさすがに木ではなくメラミンですが、ペニンシュラタイプで木質感重視ならば一考の価値あるやも…!
機能性は高くない
こちらのメーカーのデメリットは、
機能性の低さ。
引き出しにギミック無し、シンクにコーティングなし、特に機能で「これがすごい!」というのがないのが欠点。
機能性が上がるオプションすらほとんどないので、いっそ潔いといえば潔いくらいです。
ただ提案のデザイン性は高いので、正直、住林クレストのカップボードつけてるならココで合わせてしまうのもアリかと。
ちなみにレンジフードやコンロなどの設備関係はグレードアップできます。どちらにせよ、オプションありきで考えたほうがよさそうです。
・お手入れ△
・デザイン◎
・機能△
4. トクラス
最後は楽器メーカーYAMAHAから参入した、トクラスさん。ピアノなどの楽器の塗装技術を生かしていて、扉の鏡面仕上げが角まで美しいのが特徴です。
お風呂のときもご紹介しましたが、「人工大理石」の技術もトップクラス!厚みが他社と格段に違うので、叩いて比べると音の違いに驚きます。
とにかくお手入れへのこだわりがすごい!
トクラスキッチンのすごさは、
なんといってもお手入れのラクさ。
食洗器OKなレンジフードに、メラミンスポンジで擦っても、缶詰落としてもビクともしないシンク。(メーカーのお姉さん曰く100年以上こすり続けても穴が開かない)
トップにはアツアツ天ぷら鍋を直置きOK、引き出し内部はコーティング済みで油じみなしと、標準で大盤振る舞いです。
シンクの色も6色と一番豊富。ピアノの鏡面塗装技術と合わせて見た目もレベル高めです。
ステンレスが選べない
そんなおおよそ欠点がみあたらないトクラスさんですが、実は
ステンレスはシンク・トップ共に存在しません。
ステンレスが好きな場合は真っ先に仕分け対象ですね!
あと好みの問題ではありますが、レンジフードがすごく
ダサいです。
ちなみにランクアップすると14万くらいかかりますので…ご注意ください…。(実体験)
・お手入れ◎
・デザイン〇(人工大理石好きならば)
・機能〇
個人的にはトクラス押し
永大産業さん以外はすべてショールームに行ってみたんですが、個人的にはトクラスが全体的に充実しているかなと思います。
ただ人工大理石が好きっていう大前提があるので、木目か、ステンレスか、ギミックか、自分の好きな要素で選ぶのが一番かと!
特にトクラスとリクシルはオプションで使い勝手がかなり変わる(ハイバックとかセラミックトップとか…)ので、オプションまで見て予算に応じて選んでもらえれば幸いです。
今日のまとめ
・ギミック引き出し、広々シンクの多機能リクシル
・コスト度外視ステンレス最強クリナップ
・天然木のぬくもりあふれる美しき永大産業
・お手入れ?超簡単!ズボラーの味方トクラス
こんな感じですかね!
キッチンは、約10~30年ほど使い続ける人が多いのだとか。これから長いお付き合いです。ベストなものが選べますように!
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