容積率、ご存知ですか?間取りを作る上でわりと悩まされる言葉だと思うんですが、正直
なにそれおいしいの?(*´p`*)
デスヨネー。
今回は超簡単な説明と、すずこもりが知りたかった容積率の緩和措置と節約方法についてまとめてみました。
▼前に書いた「建蔽率」の説明の容積率バージョンってやつだね!
家建てるだけだし、なんとな~く理解できればおk!っていう人向けのふんわりした説明でお送りします(設計士とか目指してる場合は参考書よんでね!)
目次
容積率を簡単にいうと…?
まずはじめに容積率とは、
敷地面積に対する建築延べ面積(延べ床)の割合のこと
です。うん、わけがわからないね!これを超簡単にいいますと、
です。100㎡の土地で容積率100%だったら、1階と2階の床は合わせて100㎡までにしてね!ってこと。
↑こんな感じ!
別に3階建てでも4階建てでもいいんだけど、その分どんどん部屋が狭くなります。
「自分の土地だし好きに建てさせてくれよ!」とも思いますが、ある程度決まり作っておかないと住宅街にいきなり高層ビルとか建っちゃいますからね。(日差しを遮るどころの騒ぎじゃない)
現実的には高さ制限とかあるからそこまでは無理なんですが、建ぺい率と同じくトラブルを防ぐため地域ごとに法律で決まっています。
室内以外は含まれない
実は容積率。この、
ってところが重要でして。
逆に外にあろうと、屋根や壁でがっつり囲ってしまうと「これもう部屋だから容積率にいれてね!」って言われます。
部屋として使えるか使えないかっていうのが、判断基準になっているみたいですね。
「容積率」の緩和措置
じゃあなにが含まれてなにが含まれないの?っていうと、法律で「これは容積率いれなくていいよ!」っていうのが細かくきまっています。
いわゆる緩和措置ってやつですね!一般的な注文住宅に使えそうな緩和は以下の通り!
1. ベランダ・バルコニーの緩和
ベランダやバルコニーは、屋根が無い場合
ということになっています。2m以上でも「容積率は飛び出した分だけでいいよ」っていう割と良心的な緩和措置です。ただし、
ので注意が必要です。屋根がないベランダが多いのはこういう理由なわけですね!いわゆるインナーバルコニーなんかは含まれるのでご注意ください。
2. 屋根裏の緩和
その名の通り屋根裏の緩和です。一応「収納」というくくりになっているので、
・天井高の平均が1.4m以下
・広さが下の階の1/2以下
であれば容積率に含まなくていいことになってます。部屋として使うこと前提で天井を高くすると、申請時にツっこまれる可能性があるのでご注意くださいね。
3. 車庫や自転車置き場の緩和
最近増えているビルドインガレージや、自転車置き場についての緩和ですね!これは、
であれば容積率に含まなくていいことになっています。
さっきの画像みたいに合計100㎡の床がある家なら、1/5㎡である「20㎡までの車庫なら作っていいよ!」ってことですね。
ただし1/5㎡を超えた場合は、超えた分だけ容積率にプラスされます。
超簡単!間取りで容積率節約法
とまあ緩和措置はこんな感じなんですが、きっと建ぺい率同様
「俺が知りたいのはそんなことじゃない!間取りで節約する方法なんだ…!」
って方もいらっしゃるはず。
というわけで、すずこもり流節約方法まとめてみました。ヘーウィゴー!
1. 吹き抜けを作る
2階で無駄なスペースとかありませんか?そういう場所は吹き抜けにすると、2階部分の容積率が節約できます。
すずこもり宅でいうと書斎横のココ↑ですね!玄関上を吹き抜けにしてます。
無駄を省いた分、1階にボリュームを持たせたりできるのでおすすめです。
2. 屋上や中庭をバルコニー代わりに
屋根や壁のない中庭や屋上は、容積率に加算されない部分。
バルコニーを広くするくらいならば、屋上や中庭で代用したほうが容積率を節約できます。
折りたたみ式のテントを設置して、屋根付きの洗濯物干しスペースにするのもいいね!
ただし費用は結構かさむので、お財布と要ご相談ください。
「容積率」簡単にまとめると
まとめると
・容積率は土地と比べた部屋の床
・室内のみで室外(壁天井なし)は含まれない
・ベランダと屋根裏と車庫は場合によっては緩和アリ!
・容積率ギリギリなときは間取りを変えてみよう
ですかね。ざっくりわかったでしょうか?
お家づくりの参考になりますように!