建ぺい率ってご存知ですか?
なんだか難しそうな言葉なので、生まれて数十年「そんなの知らん」で生きたんですが、
家の間取り作りに大きくかかわってくるので、そうもいきませんでした…(白目)
今回まとめたのは、みなさんが知りたいであろう建ぺい率の緩和条件と節約方法!
家を作るのにオーナーが知っとくと便利なとこだけまとめたメモなので、難しい説明はほぼ省略です。
建ぺい率のサラーッとした説明と一緒にいってみましょー!
目次
建ぺい率って簡単にいうとなに?
建ぺい率とは、
敷地面積に対する建築面積(建坪)の割合のこと。
です。
これだけじゃ「なんじゃそりゃ?」って感じですが、すごーく簡単にいいますと
ということ。
建蔽率70%の土地だとしたら、空から見たとき最低30%は庭にしてくださいね~ってことですね。
↑こんな感じ?
100%で建てちゃうと、お隣さんとゼロ距離になっちゃいますしね。
自分の土地ですが、トラブルなどを防ぐため好き勝手には建てられないようになっています。
庭のコンクリート打ちや軒は含まれない
ここで覚えておきたいのが
というところ。
つまり駐車場のコンクリート打ちなどはぜんぜんOK!なんなら庭にプールだって作れちゃいますよ!(めっちゃお金かかるけど)
ちなみに
ので、軒をつけても大丈夫です。1mをオーバーすると計算に入っちゃうのでご注意くださいね。
建ぺい率の「緩和条件」
サラーっと流れるように説明しましたが、みなさんが気になるのはやっぱりアレじゃないでしょうか。
そう、緩和。
一応地域ごとに決まっている建蔽率ですが、実は場合によって緩和される条件があるんです。
土地をこれから購入するのであれば、知らなきゃ損!というわけで見てみましょう!
1.耐火建築物緩和
ひとつめは、防火指定地域で「耐火建築物」を建てた場合の緩和。
ようは「火事に気を付けてほしい地域で、火に強い建物を建てた場合」ですね。
ことになっています。
2. 角地緩和
ふたつめは角地に適用される緩和。
角ならどこでもいいわけじゃなく「特定行政庁の定めた角地」と条件はありますが、こちらも
ことになっています。さらに、
隣が川や公園でも「角地に準ずる」と判断する場合があるそうなので、ここらへんは土地購入前に要チェックが必要そうですね。
超簡単!間取りで節約するなら?
建ぺい率の緩和条件はわかったけれど「どれも適用されない…」という方もきっといるはず!
それでも部屋を広く作るには「間取りで節約」するしかないんですが…正直よくわかんないですよね。すずこもりは建築士さんと半年ほどうんうん唸りました。ハハハ。
時間は有限!間取りを考え続けてでたなかでも、これはというアイデアをご紹介します。
1. 階段の位置を重ねる
階段を2か所に設置するのはスペースを圧迫して大変!
3階建てや屋根裏がある場合は、階段の位置を重ねてしまうとだいぶ間取りが節約できます。
ただし階段収納は作れないので、階段下にどうしても収納つけたい人は注意が必要です。
2. トイレを少しだけ小さくする
もともと狭い場所であるトイレは、少し小さめにしても狭さを感じにくい部分。
幅や奥行きを数センチ変えれば、収納スペースを作れたりと便利です。
個人的には幅より奥行きを少しカットするのがおすすめ。(便座が近いと座りやすいし)
3. ウォークインクローゼットを作らない
建ぺい率ぎりぎりで建てているときは、スペースを大きくとるウォークインクローゼットは仕分け対象。
通路分をカットして普通のクローゼットにするだけで、1帖分以上スペースが節約できたりします。
シューズクロークを作ったり書斎コーナーを作ったり、夢が広がりますよ!
「建ぺい率」簡単にまとめると
まとめると
・軒とかコンクリ打ちの庭は計算されない
・防火地域と角地は緩和される可能性あり!
・建ぺい率がしょっぱかったら間取りで工夫しよう
こんな感じでしょうか。
参考になったでしょうか?お家づくりの役に立ちますように!
▼容積率もざっくり簡単にまとめてみたよ!