木目壁紙をアクセントクロスにする検討を始めて早数か月。
すでに注文住宅の施工は始まっているんですが、取り寄せた壁紙サンプルが結構な量になってきたので並べてみました。
/ズラアアアァァ\
うわあ、いっぱいだぁ(白目)
私ひとりで後生大事に眺めているにはあんまりな量なので、見た目やら質感をそれぞれ比較してみました!
木目壁紙のアクセントで悩んでいるときの参考にどうぞっ
目次
1. シンコール「BB8497」
まずご紹介するのは、シンコールさんで販売されている木目壁紙!画像では天井の一部に貼られているやつですね。
腰壁のような板張りを連想させる、しっかりとした質感が特徴です。
板1本分の幅はおよそ9.5cmとやや細め。オークやパイン材に近い色味です。
・本物に近い驚きの再現度…!
木目、節、色味、どこをとっても再現度がすごい!
板を一枚一枚張ったみたいなデザインなので、シート感ゼロ。正直、遠目から見ると壁紙だってわかりません。
塗料をつけていない素朴な木の風合いなので、ナチュラル&北欧な印象です。
・直に触るとがっかり…
凹凸はあるものの質感はまさに「ビニール」。見た目がリアルさを追求している分、触った時のがっかり感が半端ない…。
天井など、手の届かない場所のアクセントにするのがいいかもしれません。
リアルさ◎
見た目と質感のギャップ△(触るとビニール)
存在感〇
2. サンゲツ「RE-2636」
お次はクロス界の大御所サンゲツさんの、リアルさを追求した木目壁紙。板1枚分の幅が約13cmと、先ほどよりがっしり太めです。
節はシンコールさんと比べるとやや少な目でしょうか。赤みがかった独特の色ムラがリアルです。
・木のボソボソ感まで完全再現
この壁紙のすごいところは、木のボソッとした感じまで完全再現しているところ!
これ、影が書いてあるだけじゃないんです。本当にザラザラしてるんですよ…!
リアル系はだいたい近くで見ると「あ、壁紙か」とわかるのがほとんどですが、たぶんこれは触っても「ん?壁紙?本物?」ってなるんじゃないかな。
・使う場所を選ぶ存在感
リアルさは申し分ないんですが、その分使う場所は悩むデザイン。
置くだけでログハウス感覚が味わえる圧倒的存在感は、おそらく使う場所をとっても選びます。
営業さんが前に担当していたところで屋根裏の壁面全面に貼ったそうなんですが、そのときはまさに「ここだけ別世界みたい」だったとのこと。
へたすれば家の雰囲気を壊しかねないので、使いどころは考え物かもしれませんね。
リアルさ◎
見た目と質感のギャップ○
存在感◎(ただし使える場所は選ぶ)
3. サンゲツ「RE-8254」
続いてサンゲツさんの人気シリーズ「日本の木」から、サクラをイメージした木目壁紙!
フシがないので、先ほどご紹介したものと比べるとモダンな雰囲気ですね。くすんだメイプルに近い淡い色味です。
・抜群の使い勝手!
どんな空間にもマッチしやすい控えめな存在感は、おそらく使い勝手ピカイチ!
フシが少ないので、「木を貼っている!」という感じは控えめ。マットな木調キッチン扉の質感に近いかもしれません。
本物っぽさがないため、触ったときのギャップも少ないです。和モダンやホテルライク向きかと!
・木質感は物足りない
ただ逆を言えば、木質感が少ないので「物足りない…」と感じる場合も。
細かい凹凸は入っていますが、角度によっては光沢感もでるのでシート感はぬぐえません。
リアルさ△
見た目と質感のギャップ◎(ほぼなし)
存在感△
4. サンゲツ「TH-9403」
こちらもおなじく「日本の木」シリーズ。栗の木をイメージした木目壁紙です。
品番がいくつかありまして、「RE-8255」という番号でも取り扱いされています。
・やわらかなコーヒー色!
画像はちょっと濃いめに映りましたが、実物はミルクを少し混ぜたコーヒーのようなやさしい色。
クリの木というよりはクルミ色…ウォルナット系に近いでしょうか。カフェ風やアンティーク系好きな人は、この色きっと好きなはず…!
フシがなく木目もうるさくありません。
・和モダンというよりはかわいい系
日本の木シリーズなので和モダン系をイメージされるかと思うんですが…ぶっちゃけどちらかというとかわいい系。
ほっこりとした色合いなので、洋室以外はおそらく不向きです。
利点になるか欠点になるかはおうちの雰囲気次第ですが、さくらの木よりは使う場所を選びそう。
リアルさ△
見た目と質感のギャップ◎(ほぼなし)
存在感〇
5. サンゲツ「RE-8253」
ラストはサンゲツさんの新作!同じく「日本の木」シリーズから栓の木目壁紙です。
今回ご紹介した中では、一番淡い色合いですね。スッと縦に並んだシンプルな木目が特徴です。
・きゅんとするミルクティーカラー
お色は赤みの少ない、いわゆるミルクティーカラー!
木目がシンプルなので、和室にも洋室にも使えそうです。
凹凸は一番細かく、サラサラとした畳のような触り心地がきもちいい!
・存在感はいまひとつ
基本的に木目が縦線しかないので、使いどころによってはただのストライプの壁紙に見えなくもありません。
「主張が少ない=どんな場所にもマッチする」ということですが、シンプルすぎると逆に使いどころを選びそう。
色のメリハリが出る場所に施工するのがおすすめです。
リアルさ△
見た目と質感のギャップ◎(ほぼなし)
存在感△(使いどころは選ぶ)
個性豊かな木目壁紙
ひと口に「木目壁紙」といっても、並べてみると個性豊かで面白いですよね。
今回の比較結果をまとめてみるとこんな感じです。
・北欧ナチュラル向きで超リアルな「BB8497」
・貼るだけでなんちゃってログハウス「RE-2636」
・使い勝手ピカイチなさくらの木「RE-8254」
・クリというよりはウォルナット。かわいすぎる「TH-9403」
・ザ・シンプル。和室洋室?どんとこい「RE-8253」
ちなみにすずこもり宅は、リビング天井に桜の木「RE-8254」をチョイス!現在施工待ちなうです。
たかがアクセントクロス。されどアクセントクロス。後悔がないよう、じっくり検討してみてくださいね。
▼実際に施工してみました!