太陽が出ている時間も日に日に短くなり、だんだんと冬の気配すら感じ始める季節になりましたね。
そんななか、すずこもりはというと…
新たにトラブルが発生して交渉していました。
ウフフ、2度目です(白目)
▼第一弾はこちら
もう着工しちゃってるし、なんならもうすぐ完工するし。
あんまり大ごとにはしたくなかったのですが、こちらも譲れない『納期』に関するトラブルだったので。自分の尻を叩いて頑張りました。
やっとひと段落したので、今回は住友林業で後悔した私の失敗談をしようとおもいます!
目次
住友林業で2度目のトラブル…!?
トラブルをはじめて認識したのは、10月の初めごろ。
きっかけは、車で家の前を通った時についていた明かりでした。
私「そろそろお家の外壁できたかな~…って、まだ大工さん作業しててくれてるよ!もう20時だよ!?」
夫「日曜日も休みのはずなのに車あったよ。毎日いる。」
私「…え、待って。それちょっとおかしくない?」
大工さんの休みはどこ?というか、
そこまでしないと終わらないってマズくない…?
ちょうどお風呂場の指示をしに現場に行く予定だったので、後日に現場監督さんに直接きいてみることに。
木工事が終わらない!
後日さっそく現場監督さんに聞いてみると、
なんと工期遅れが発覚!
それも大工さん曰く約1か月分の大幅遅れ…!
「実は今日の最後に言うつもりで…」とかなんとか調子のいいこと言ってましたが、そもそもこっちが言うまでなんの対応もしていなかったところにモヤモヤ(怒 ゚Д゚)
大工さんが休みを返上して働く前に、なんかできることはなかったの!?
結局ヘルプの大工さんに来てもらうということになりましたが、そもそも1度目のトラブル(納期遅れ)の原因は「大工さんを指名したから」という理由。
ヘルプで違う大工さんはいると、1か月も待った意味ないんデスガ。
なんか…!悔しい…!
原因は「連携不足」
なんでこんなに遅れてしまったのか大工さんに詳しく経緯を聞いてみると「8月に現場に入った時点で木工事完了まで3か月半はかかる」と現場監督さんに伝えていたとのこと。
つまり大工さんの話と事実を合算すると、
8月時点
大工さん「工事は3か月半(11月末まで)かかるよ!」
↓↑連携不足!
9月末
現場監督さん「木工事が終わる10月末に内覧しましょう!」
私たち「OK!」
大工さん「えっ」(11月末の予定で建築中)
ちなみに前回の件も
大工さん「(追加工事おわらん…)新しい現場に入るの遅れると迷惑になるから、他の大工を使ってください」(着工3か月前)
現場監督さん「大工指名してるんだし遅れるのはしょうがないよ!」
↑↓ 連携不足!!
営業さん「(え、そんなに遅れるの!?)ええと、大工さんが1か月ほど遅れるので納期が延びます。でも大工さん指名しているのでしょうがない?ですよね」(地鎮祭当日)
私たち「きいてねーよ!?」
こんな感じだったそう。真相がわかると不信感しかない。
ていうか、
遅れても、
しょうがないわけあるかーーーー!!
「連携」出来てなさすぎるだろーーーーー!!仲介するのが仕事じゃないんかーーーーい!!
大工さんも伝わっていないことを感じ取り、申し訳なさでずっとモヤモヤ(休日出勤)していたそう。こちらこそ、休みまで働かせて申し訳ない。。
建築現場に通うべき3つの理由
正直なところ、いままで建築現場の見学って“施工の粗を探す”もののように思っていて、
「内部をみても、いいか悪いかよくわからないし…」
「大工さんの邪魔やプレッシャーになったら悪いし…」
「そもそも何話していいかわからないし…」
とか、思ってたんですが、今回で認識が結構かわりました。
というか、そう思っていた自分に後悔!!
こっちがなにも話すことがなくても、現場で作業している大工さんは話したい事があるかもしれないなんて考えてませんでした。
もう少しマメに現場に通っていれば、大工さんを休日出勤も減らせたし、ここまで納期がぎりぎりになる結果にならなかったはずです。
今回学んだ、建築現場に通った方がいい理由をまとめてみました。
1. 大工さんと直接連携できる!
一番の利点は「現場の声が直に聞ける」というところ!
ハウスメーカーさんが入っているとちょっと言いにくいことや、工程のリアルな進み具合など、
大工さんの声が直接聞ける&相談できるというのは大きいです。
特にハウスメーカーさんの大工さんは雇われている(外注)の場合が多いですからね。
雇われているという立場上、なかなか意見しずらいはず。実際にしわ寄せがくる(休日出勤とか追加工事とか)のも大工さんがほとんどです。
逆にお客さんである私たちは、ハウスメーカーさんに意見しやすく交渉もしやすい立場!
今回も大工さんとちゃんと連携できてれば、声をきちんと聞いていれば、もっと早く対処できたのになと後悔しました。
2. 設計図の穴を指示できる
近頃の設計図はすっごく細かく隅々までできていますが、『完璧』ではありません。
実際「ダウンライトの位置が構造的に無理」な問題や「予定してた壁より短い」など、現場で初めて判明した問題が結構ありました。
こういう問題は、通常「大工⇔現場監督⇔施工主」と現場監督さん越しに行われるのですが、人を挟んでいるのでうまく伝わらなかったり、時間がかかるので工程に遅れがでます。
マメに通っていれば大工さんに直接自分の意見が伝わりますし、その後に住友林業さんにも伝えても問題ないはず。忙しくてあまり現場に行けない場合でも電話番号を交換しておいたほうが解決も早いです。
3. 現場で細かい仕様の変更ができる
建築現場あるあるなんですが、
実際みてみると「イメージと違うな」と思う部分多し!
大型の立て付け家具なんかは現場で「カット」「組み立て」をする場合も多いので、ちょっとした変更にはサービス(無償)で応じてくれる場合が多々あります。
むしろ大工さんが一番困るのが、出来上がってから変更されること。
施工中であればササッと治せるところも、完成してからだと下手すれば壊して作り直しです。
当然納期が遅れるので、次の現場へ影響はでるし、その分材料も手間も無駄になります。できるだけ、こまめに指摘されるほうが大工さんも助かるそうです!(本人談)
住友林業で後悔しないためには
住友林業自体の問題というよりは、今回は『連携不足』が原因だったので担当した人の問題だったのかもしれません。
でも、同じく住友林業で建てた方々のブログを見ていると、どうにも連携不足感は否定できない…。企業である以上、いろんな人がいるのはしょうがないんですけどね。
「ひとりが適当な仕事をすると、すべてに影響する」そんな体制が変わらない限りは、同じトラブルが続くんじゃないかなぁ。
注文住宅という大きな買い物で後悔しないためには、「あくまでHMは住宅作りのお手伝い」という期待しすぎない意識と、「自分がしっかりする」という確固とした覚悟が必要なのかもしれません。
今回のまとめ
・住友林業で建築中、人間由来のトラブルは発生しがち
・現場に行って大工さんの意見をきくことは重要!
・自分でしっかり見て聞いて確認することが、後悔しないコツ
すずこもりは今回後悔する結果になってしまいましたが、学んだおかげで大工さんとちょっぴり仲良くなれたので、うーん、いいことも少しはあったかなぁ。
でも、後悔しないにこしたことはありません。同じ思いをする人が少しでも減ることを祈ります。
▼最終的に納期延びました…