もうハウスメーカーを決定しているどころか絶賛建築中の身ではあるんですが、
住友林業で家づくりをしている最中
とか。
とかとか。
わりと驚く事態があったので、今回は契約前の方向けに住友林業の「標準仕様」をまとめてみました!
すずこもりのところは標準仕様集がもらえたの契約後だったんですが、これって頼めば契約前にもらえるんですかね…?いただいたの契約当時なので2017年5月版ですが、HM選びの参考になれば幸いです。
目次
1. 屋根材
屋根材はスレートが標準。
瓦よりもまっすぐで薄いプレートみたいなやつですね。オプションカラーを抜くと全8色から選べます。
瓦も使えますが、こちらはオプションになるとのこと。
最近のは色落ちとかもしにくいそうなので、「和風の家屋にしたい!」「重厚感が欲しい!」とかこだわりがなければ標準がおすすめです。
2. 外壁
標準で選べるのは定番の「サイディング」「吹き付け(ジェイストンコート)」、そして住林オリジナルの「シーサンドコート」の3つ。あとはタイルがオプションで選択できます。
・人気の高いシーサンドコート
シーサンドコートは、何を隠そう住林「3種の神器(誰が名付けたんだろう…)」のひとつでもある人気仕様!
若干ポロポロしそうではありますが、日差しでキラッと輝く貝殻と砂を固めたような質感は遠くから見ても近くから見ても高級感抜群です。
カラーはアクセント含め全12色。これが標準で選べるなら「これでいいじゃん」と思わなくもないですが、ジェイサンドコートやサイディングを選ぶと本体から割引があることがあります。あれです、最初からオプションが金額に含まれてるってやつですね。
・ジェイストンコートは全20色
ジェイストンコートは、パステルカラーがメインのベースカラーとアクセント合わせて全20色。
質感は、画像よりも凹凸がありマット。やや厚塗り感があり、同じ吹付け材仲間であるシーサンドコートに比べると採用する方は少な目です。
シーサンドコート含め吹付け全般に言えることですが、濃い色は水垢が残ったり色落ちしやすく、薄い色は雨だれ後が残りやすいです。設計士さんによれば、だいたい2年くらいで薄汚れてくるとのこと。
・サイディングのカラーは70色以上!
一方で「汚れが落ちやすい」と評判のサイディングは、全18種77色と種類豊富!ただしどれを選ぶかにより価格が多少変動します。
どれも雨水で汚れを落とすセルフクリーン使用ですが、タイルと違って大きな目地ができるので見た目にこだわる方は注意が必要です。
▼外壁材を詳しく比較してみました!
3. 玄関ドア
玄関ドアはリクシルさんなど大手メーカーさんのアルミ断熱ドア。デザインは木調が多めです。
好み次第ではありますが、玄関に窓がない場合は光が入るスリット入りがおすすめ。
4. ポーチタイル
ポーチタイルは正方形のタイプが全12色。
カラー豊富ですが、砂汚れも泥汚れも目立ちにくいグレー系が特に人気なのだそう。ポーチタイルという名前ですが、土間までもれなくこのタイルになります。
5. サッシ
住林イチ押しの標準サッシは、アルミと樹脂W使いの最新仕様。サッシ自体の断熱効果が高いうえ、ガス入りの複合ガラスが付くので音も温度も通さないと評判の逸品です。
外観色と内観色がそれぞれ選べるというのがまた心憎いですよね。窓のサイズや数に指定はありませんが、1枚ごとに相応の金額が本体に加算されますのでつけすぎには何卒ご注意を!(本当にどんどん金額上がる)
6. 床材
住友林業の床材といえば、やっぱり質のいい無垢ですよね~。種類はオークだけでも4種類!チークやチェリーにウォルナット、メイプル、くりなどなど、それぞれに種類があるから驚きです。
・床暖房派は挽板推奨
そんな、暖かい、質感よし、種類豊富と3拍子揃った無垢材ですが、床暖房に対応していないというのが欠点。
そのため表面に板を張った「挽板」が、質感をあまり損なわず床暖房が使えるので無垢に負けず人気です。こちらも同じくらい種類豊富というのも利点ですね。
・2階は耐傷性フロアが標準
ただ、ここで忘れちゃいけないのが無垢や挽板は「主要階のみ」というところ。
2階は耐傷性フロア以外オプションになります。
質感は…まあのっぺりしますが、無垢と違い「傷つきにくい」「水拭きできないこともない」という利点も。種類もクリやチーク、オークなど豊富なので、床を汚しやすい小さなお子さんがいる家庭はあえてこちらを選ぶのもアリかもしれません。
7. 室内ドア
室内ドアは天井まである「ハイウォール」と、やや背の低い建具の2種類。
どちらも標準で、ウォルナットやオークなど床材に合わせて全9色から選べます。
ドアはゆっくり閉まる「ソフトクローザー」仕様で、空いたままカチッと磁石で止まるストッパー付き。形はいろいろ選べますが「開き戸<引き戸<引き込み戸」の順で高いそうです。(加算あり)
・ハンドルも選べる!
ちなみにハンドルも木製とシルバーの2種から選べます。存在感を消したいなら木製、白いドアを使うならシルバーなど、選ぶのも楽しいです。
8. 玄関収納
玄関収納はコの字タイプが標準仕様!カラーは室内ドアと同じ数、ドアはプッシュタイプとハンドルから選べます。
残念ながら無垢ではなくシート張りですが、二世帯でも玄関1カ所につき増額なしで1つ付くのは大きい!
・無垢素材に減額変更も可能!
収納が減ってもよければ最小サイズ(820mm)のフローティングファニチャー(無垢)にも減額変更可能です。
見た目がよくなり、さらに34,870円の減額が叶います。が、う~ん、使い勝手的には悩みどころ。
シューズクロークがあるのでしたら、玄関収納はスリッパ専用として使うこと前提で小さくしてもいいかもしれません。
9. 和室
これ、結構びっくりなんですが。和家屋を選んでない場合は畳から障子まですべてオプションです。
「洋風のお家に和室をつけたい!」って方結構多いと思うんですが、なぜかオプション。パンフにも項目があるのになぜかオプション。営業のお姉さんも首をかしげていました。
入れるもの次第で結構価格がかわりますが、6畳の和室で最低30万~50万くらいはかかるかと…。こだわりがない場合は畳コーナーで妥協するのも一考の余地ありです。
10. キッチン
選べるキッチンは、リクシル・トクラス・クリナップ・永大産業の4種類。それぞれ食洗器完備!オプションにはなりますが、数十万加算でパナソニックも選択できます。
他メーカーは入れられなくもないですが、割引なしなのでドン引きするほど高いです。
▼比較したので詳しくはこちらをどうぞー
11. 風呂
お風呂はリクシル・トクラス・積水ホームテクノの3種類。10万以上の加算になりますが、オプションでTOTO選べます。
キッチンと同じく、定形外メーカーはドン引きなお値段です。
▼比較したので詳しくはこちらをどうぞー
12. 洗面台
洗面台はリクシルとパナソニックの2種類。鏡の中が収納なところは同じですが、水栓や鏡の場所などがちょっとずつ違います。
カラーはリクシルが全5色、パナソニックが全4色とほぼとんとん。どちらもマットな木調とシンプルな鏡面がメインです。
・プラス数万で住林クレストも選べる!
ここで注目しておきたいのが、プラス数万の追加料金で選べる住友林業クレストの洗面台!
オプションにはなるんですが、木質感やスタイリッシュさはピカイチ。なめらかなカウンターでホテルライクな感じです。
TOTOとのコラボだそうですので、数万なら正直こっちのほうがいいなぁと思います。ただし収納キャビネットに洗濯籠が付かないので、付ける予定のかたはご注意を…(すずこもりは断念)
13. トイレ
トイレで選べるメーカーはリクシルとTOTOの2種類。各階ごとに1つつくのが標準となっていて、主要階はロータンクシルエット。2階はタンク式が標準となっています。
▼ロータンクへの変更価格もろもろはこちら
床はサニタリーフロアが標準ですが、オーナーの要望次第ではシートフロアやフローリングにも変更OK。床材で結構印象が変わるので、いろいろ試してみると楽しいかもしれません。
▼サニタリーフロア詳しくはこちら
HM決定前に要チェック!
標準仕様集自体は結構ペラペラなんですが、こうやってまとめてみると結構長くなりますね。
今更ですが、HMを決める前に「確認しとけばよかった…」と改めて思いました…。すずこもりの後悔したところは以下の2つ!
・キッチンやお風呂を希望のメーカーで作れなかった
・和室がオプションなせいで追加料金が結構かかった
本当はキッチンにタカラを使いたかったし、お風呂はTOTOが良かったんですよね…。和室の金額加算は完全に想定外です(白目)
これからHMを選ぶという方は、ぜひ同じ悲しみを繰り返さぬようご注意くださいませ!